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小規模の会社で最も重荷になるのがこの点だと思われます。最も不足している箇所でしょう。管理責任者となる人か、推進を担当する人に想像を絶する負担を強いることになります。この点は相当の覚悟が必要です。余剰人員などいないのが普通でしょうから、通常業務をこなしながら夜の10時、11時、時には日付が変わるまで、極端なときには鶏が鳴くまで仕事をしないといけなくなります。また、10人以下であれば、全員参加にされた方がいいと思います。モチベーションが上がりますから。
ISOを取るためにある程度の投資は必要です。それは品質保証をする上で不可欠な検査器具であったり、書類棚であったり、コンサルティングの費用であったり様々です。しかし、これだけは言えます。無駄な投資は要りません。もちろん、経営者の判断でこのぐらいは最低いるんだ、というものがあれば別ですが、建物が古くても、安全面に問題がなく、5Sを徹底していれば可能です。
自社に最適な方法を、頭をひねって考えればいいのです。現在ISO9000(1994年度版)は、あまりにも具体的に要求事項を記載したために、解釈の仕方が逆に難しくなっています。それぞれの会社に見合ったシステムを構築することが望ましいのですが、これが難しい・・・。費用はかかりますが、エキスパートであるコンサルティングをお願いするほうがいいと思います。
「コンサルティングに任せてるから安心だ」「高いお金を払うのだから全部やってもらわないと困る」というのは間違いです。コンサルティングはISO9000を指導するプロフェッショナルであって、それぞれの会社の内容に関するプロフェッショナルではありません。だからこそ、会社の内容を知ってもらうのに最適な資料を揃えておくべきです。第1回目のコンサルティングまでにマニュアルと規定類(手順書:2次文書)までは揃えておくのがベストです。この段階でのマニュアルは正式発行せず、資料の一部としておき、内容は完璧を目指さず、業務が分かる程度で構いません。つまりたたき台ですね。ここまで進めておくと、指導の期間も短くなり、結果的にコストも下がります。

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